F-2Aの製作第3回、兵装類の組み立てです。
キットには燃料タンク×3本、短射程空対空ミサイルAAM-3×2本、対艦ミサイルASM-2×4本が付属します。わざわざ別売りのウエポンセットを購入する手間がないのと、おそらくこのキットの目玉ともいえる対艦ミサイルASM-2が4本含まれているのは良いポイントですね。
今回は付属する兵装類を全て搭載する方向で組み立てを進めます。
最近製作した飛行機はいずれも吊るし物が少なかったので、今回はしっかりとフル装備で進めます。
燃料タンクは左右分割のモナカ構造で3本とも組み立てていきます。
主翼下のタンク2本はフィンがついており、別パーツにて接着します。
ASM-2は左右分割されたミサイル本体を貼り合わせて、大小それぞれ4枚ずつあるフィンを接着して1本が完成します。そのため、4本すべてを吊るすとなると思った以上に工数がかかります。
フィンの取り付けはうっすら溝はあるものの、それほどフィット感はありませんのであくまで目安程度のものと考えましょう。フィンは別パーツだけあって、とても薄くシャープな造形です。
AAM-3はフィンがほとんどついているミサイル本体に後付けのフィンを2枚接着します。ASM-2に比べて接着に手間がかかることはないでしょう。
ミサイルの後部は造形など何もありません。定番工作ですが、ピンバイスなどで開口してやるとロケットモーターの噴射ノズルっぽく見えるので余裕があればオススメします。
兵装類の組み立ての合間にキャノピーの処理も行いました。
キャノピーの中心線にパーティングラインがガッツリと入っているので、これを研磨します。
400番の紙ヤスリでパーティングラインを消した後に800番、1200番と徐々に細かい紙ヤスリで削り、最後はコンパウンドなどで磨きます。
この研磨作業はとても苦手です。(そもそも得意な工程はあまりないですが…)すぐに次の番手に進まず、ゆっくり丁寧に研磨することを心掛け、どうにかそれっぽくなってくれました。
兵装類のパーツの細かさと多さ、キャノピーのパーティングラインなど、飛行機模型の製作にちょっと慣れていないと戸惑いそうな部分が割と見られるキットですね。
徐々に各部の形が整ってきました。次回は塗装作業に入りたいと思います。