前回開封したスカイホークの製作を始めます。
まず、パーツを切り離す前にランナーごと洗浄します。洗面台などに水を貯めて、中性洗剤などを混ぜ、ランナーを浸しながら全体をハブラシなどで軽く擦ってやります。
パーツ洗浄の主な効果はプラモデルのランナーの表面に付着している離型剤を落とすことです。プラモデルを成型時、ランナーを取り外しやすいように金型には離型剤が塗布されます。この離型剤が強く残っていると塗料を弾くことがあるため、製作前にパーツ洗浄を行います。
海外メーカーでは塗料を弾かれたことがあるため、念のために行っていますが、国内メーカーではそのような経験はないため、必ずやる必要はないと思います。
まずはコクピットの組み立てです。シートはフェイスカーテンハンドル以外は一体成型。背もたれにはシートベルトのモールドが刻まれています。
前部、後部のパネルや操縦桿はほぼ同じもの。製作段階で混ざっても問題なさそうです。
機首部にはオモリを入れる指示があるものの、具体的な重量は明記されていません。釣具店で入手したオモリをとりあえず入れられるだけ入れておきます。
胴体部はインテークの部品を組んだ後に左右を挟み込みます。挟み込むと手が届きにくい部分なので、インテーク部の塗装や汚しなどを終えた状態で組んだ方が良さそうです。
主翼はパイロンの穴あけ加工のほかに、フラップや前縁スラットの開閉が選択できます。組む前に完成状態をイメージして適宜選択しましょう。
せっかくなので今回はフラップ、スラットを展開させた状態で組んでいこうと思います。フラップ部の切り離しはあらかじめ溝が深めに彫られているため、想像以上に簡単でした。
小ぶりな主翼やインテークの組み込みなどはハリアーの組み立てに近い印象を受けました。
機首、胴体、主翼をそれぞれ接着しました。これらの部品をすぐに組んでいきたいところですが、慌てずにそれぞれの合わせ目の処理などを行います。