【製作記】ハセガワ 1/72 F-2A その2

F-2Aの製作の続きです。

前回、胴体部の組み立てが完了しました。F-2の主翼は胴体と境目なく接続しているブレンデッドウィングボディと呼ばれる形状をしています。

F-2に限った話ではありませんが、主翼と胴体部の接続部をキレイに処理できると見映えが良くなりますので、力を入れたいところです。

主翼のパーツはシンプルな一枚構成でランナーから切り離すだけです。

写真は主翼を胴体に接着したところです。同じスケールのF-16を作ったことがありますが、主翼面積が一回り大きいことがパッと見で分かります。

このキットの評判でしばしば目にするのが、機首部のライトニングストリップが実機と異なる点です。

ライトニングストリップとはレーダーを収納しているレドームに設けられた電気の通り道です。機首部は雷が落ちやすい部分であり、レドーム内の機器が破損する恐れがあるため、ライトニングストリップを設け、雷を逃がすことで機体側へ受け流すことを目的としたものです。

このライトニングストリップ、このキットではAOAプローブ(機首の真横方向へ端出している突起)と同じ位置に左右1本ずつ設けられています。

量産機ではAOAプローブのやや上方から機首方向に斜め下へ向かうように設置されています。

F-2Aの実機写真(パブリックドメイン:wikipediaより引用)

元からあるライトニングストリップは合わせ目を処理するタイミングで切除します。

新設するものはWAVEのCライン0.3mmを瞬間接着剤で接着してみたところ、もとからあるラインに比べて少し大きめになってしまったので、メタルリギング0.15号で接着しました。

これで機体の組み立て、処理がおおむね完了しました。

次は兵装類の組み立てに進みたいと思います。