【開封レビュー】ハセガワ 1/72 F-15J

今回からハセガワの1/72スケール、E帯定番商品のF-15Jを製作しようと思います。

ハセガワの1/72スケールのF-15は凸モールドの旧版(C帯)と凹モールドの新版(E帯)が存在し、どちらも2021年現在入手可能です。今回製作するのは新版の方です(新版と言っても発売自体は随分前ですが)。

同社の新版のC型と旧版ベースのE型は遠い昔(それこそ10年以上前)に作ったことがありますが、航空自衛隊仕様のJ型は初めてになります。

色の指定もC型と同様です。しかし実機の写真などを見ると、両者の間には結構色味に違いがあるので、色々調べながらの製作になりそうです。

まずはランナー構成から確認します。

基本的にはC型と共通です。ハセガワらしい繊細なモールドが刻まれております。同スケールのF-35ほどではないものの、彫りがちょっと浅い気がするので、全体を彫りなおす必要がありそうですね。

最近のキットに比べて豪快な分割になっているので、接合部の処理は結構多そうです。

Dランナーは同じものが2枚付属。新版F-15の難易度を上げているのがエンジン周りの部品もここに集約されています。エンジンノズルの組み立てでは板状の部品を円にして組みあげるので、とても面倒だった記憶があります。

デカールには大量のコーションマークがあります。部隊エンブレムは豊富ですが、1980年末頃のものです。機体自体も近代化改修以前のもののため、色々な面で現行とは異なる仕様です。

先述の通り、同じ金型を使っているC型を組んだことがあるので、当時を懐かしみながら組んでいこうと思います。昔よりは(ほんのちょっぴり)ちゃんと組める気がします。

今回は2003年の戦技競技会に参加した第303飛行隊の白龍塗装を再現してみたいと思い、プラッツより発売されているデカールを合わせて購入しました。

主翼に大きく描かれた白龍が印象的で、前々から作ってみたいと思っていました。

プラッツからこの仕様のF-15Jの発売がアナウンスがありましたが、あえてハセガワのキットで作ろうと思います。