【アイテム紹介】ブラシエイド・Mr.ブラシウォッシャー

今回は筆のケアアイテムを2つ紹介したいと思います。ブラシエイドとMr.ブラシウォッシャーです。

これまで筆を洗う際はガイアノーツのブラシウォッシュ(G-01)を使用していました。これはプラスチック製の容器と容器の底に設置するパンチングされた金属プレートからなる製品です。この容器にツールウォッシュなどの溶剤を入れて使い終わった筆を中に入れて、プレートにこすりつけるようにすることで筆の汚れを落とすものでした。

特に不満もなく使っていましたが、おそらく10年ほど使っていたためか溶剤による腐食が進んでいたようで先日、フタが壊れてしまいました。

この商品は既に販売が終了になっているようなので、別のケア用品を購入することに。こうした経緯で購入したものが、トライデントより発売されている「ブラシエイド」です。価格は店頭で480円でした。

この商品はツールクリーナーなどの溶剤を入れるための容器ではなく、中に入っている液体がキモのようです。

曰く、塗料を溶かす力は無いが筆への塗料の付着を防ぐもののようです。臭いは無臭に近いです。液性はアルカリ性との記載があるので界面活性剤のようなはたらきを持つものでしょうか。

ブラシエイドの商品名とともに「すべての塗料から筆を守る魔法の液」と心強いフレーズが確認できます。

一方、裏面の【用途】の欄には「油性・水性アクリル塗料、エナメル塗料~油絵具などの筆の洗浄とトリートメント」とあります。ラッカー塗料についての記載がないのが少し引っ掛かりましたが、公式HPにはラッカー塗料の記載も確認できました。

使用方法は使用した筆を容器の底に押し付けつつ、なでるよう書いてあります。汚れを取った後は水洗いが必須とのこと。

早速、どれほどのものなのか使用してみました。

エナメル塗料やラッカー塗料などを含んだ筆を投入したところ、塗料が落ちていきます。使用後の容器の中を覗くと付着していた塗料が漂っています。

ツールクリーナーなどの強力な溶剤と比べると落ち方はマイルドな印象です。洗浄して乾いた後の筆の毛羽立ちが少ないので、確かに筆には優しいかもしれません。

次はラッカー塗料を乾燥させた筆を投入してみました。

やはり乾燥しているので塗料の落ちはイマイチです。5分ほど撫でてみたところ、変化が見られましたが、完全に落とせてはいません。

追加で5分撫でましたが、改善は見られず、結局ツールクリーナーで落とすことに。

ガッツリ汚れている場合やカチコチに汚れている場合はツールクリーナーに軍配が挙がりますが、使用後すぐの洗浄であればブラシエイドの方がダメージが少ないので、筆を長持ちさせるには向いているようです。

ブラシエイドは筆へのダメージを抑えることができる一方、ツールクリーナーを使ってしっかりとした洗浄を行いたい場合もあります。そこで新たに洗浄ボトルも購入しました。

購入したアイテムはGSIクレオスより発売されているMr.ブラシウォッシャーです。280円前後で発売されている筆洗浄ボトルとしてスタンダードなものになります。

使い方はガイアノーツのブラシウォッシュ同様、容器にツールクリーナーまたは薄め液を入れて、筆をビン底の金属プレートに優しくこすりつけることで塗料を落とすものです。ブラシウォッシュと違い、容器がビンになっています。

このビンは他のクレオス製品と共通のサイズのものです。

中に注ぐ溶剤はうすめ液を入れる場合もあります。私の場合、簡単な汚れはブラシエイド、しっかりと汚れを落としたいときはこちらと使い分けをするため、より強力な洗浄力を持つツールクリーナーをチョイスします。

今回はガイアノーツのツールクリーナーを注ぎました。

余談ですが、ガイアノーツ社の製品はどれも注ぎ口が片側に寄っています。

このタイプの容器は注ぎ口を下にすると波打つように流れ出てしまいます。これは容器内部の空気が足りなくなるためです。

このような容器は注ぎ口を上方にすることで空気の流入が液体の流出とともに行われるため、スムーズに注ぐことができます。レジン液などの容器もこのタイプのものが多いので、注ぎにくいと感じている方は是非参考にしてください。

今回は筆のケア用品として、ブラシエイドとMr.ブラシウォッシャーの2つを紹介しました。洗浄力優先ならツールクリーナー、筆の保護を優先するならブラシエイドといったところでしょうか。併用してみて様子を見ようと思います。

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