【開封レビュー】レベル 1/72 クフィル C.2

先日、レベル社の1/72スケールキット、クフィルC2を入手したので開封レビューを行いたいと思います。

レベルはドイツの模型メーカーです。元々はアメリカ発祥の模型メーカーですが、ドイツに設立した子会社が成長し、規模を拡大したため、両者をアメリカレベル(モノグラム)・ドイツレベルと区別された時期もありました。

2007年にアメリカレベルは倒産し、Hobbico Inc.に買収されることになります。このHobbico Inc.が2012年にドイツレベルを買収したことで再び一つの企業傘下になりました。

2010年にハセガワがレベル社の輸入代理店となったため、国内でも量販店や規模の大きな模型店でレベル社の製品を目にすることができます。

クフィルはイスラエルのIAIが製造した戦闘機です。本機の存在は新谷かおる氏の漫画『エリア88』で知りました。本作でこの機体を知ったという方は結構いるのではないでしょうか。興味はあったものの、ハセガワやイタレリの製品は凸モールドのため、買うか悩んでいましたが、たまたまネットでこのキットを見つけたため購入しました。価格はおよそ1500円程度でした。

ランナー2枚とキャノピーのクリアパーツというシンプルな構成。兵装は短距離赤外線ミサイル(AIM-9B?)2本と増槽が1本付属します。モールドは凹モールドですが、太く浅いため彫りなおした方が良さそうです。カナード翼のモールドのみ凸だったのが気になります。

エンジンノズルやコクピットなどの情報量は少なめです。

説明書は箱の大きさと合わなかったため、豪快に折りたたまれていました。とても新鮮です。

塗装図は左右からの図はわずかに機体の方が大きく、上下の俯瞰図はほぼ実寸大です。

塗装の指示は”Revell paints”なる塗料を使用するよう記載がありますが、手元にないのでクレオスの近似色を使おうと思います。